WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)はフッ化物洗口や水道水濃度調整法を推奨しています。

フッ化物の種類と応用法

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フッ化物とフッ化物応用の種類

フッ素は化学的に合成されたものではなく、自然界に広く分布している元素です。土壌中に230ppm、海水中に1.3ppm含まれています。地球上のすべての動・植物にも、毎日飲む水や食べる海産物・肉・野菜・果物・お茶などほとんどの食品に微量ながら含まれています。私たちの身体(歯や骨、血液中や軟組織)にも存在しています。 フッ素元素の陰イオン(F-)の状態にあるものをフッ化物イオンまたはフッ化物といいます。厳密に言うと、フッ化物イオンが含まれる化合物をフッ化物と呼びます。むし歯予防に用いられるフッ化ナトリウムもフッ化物で、水の中で薄い濃度で溶解している状態ではフッ化物イオンとして存在しています。

1. 全身応用

経口的に摂取され消化管で吸収されたフッ化物が、歯の形成期にエナメル質に取り込まれ、むし歯抵抗性の高い歯が形成されます。同時に萌出後の歯の表面にも直接フッ化物が作用します。WF(水道水フッ素イオン濃度調整法)・フッ化物錠剤・フッ化物添加食塩・フッ化物添加ミルクが含まれます。

2. 局所応用

萌出後の歯面に直接フッ化物を作用させる方法です。フッ化物配合・歯磨剤フッ化物歯面塗布・フッ化物洗口が含まれます。

フッ化物配合歯磨剤
フッ化物(モノフルオロリン酸ナトリウム・フッ化ナトリウム・フッ化第一スズ)を含む歯磨き剤です。幼児から高齢者まで生涯を通じて家庭で利用できる身近なフッ化物応用で、世界で最も利用人口が多い方法です。日本の市場占有率は欧米にかなり遅れましたものの、2004年88%に達しています。
フッ化物歯面塗布
比較的高濃度のフッ化物溶液やゲル(ジェル)を歯科医師・歯科衛生士が歯面に塗布する方法です。乳歯むし歯の予防として1歳児から、また成人では根面むし歯の予防として実施されています。矯正治療中の患者さんや唾液流量の低下している人など、ハイリスクの人に他のフッ化物応用法に加えて実施されています。
フッ化物洗口
一定濃度のフッ化ナトリウム溶液(5-10ml)を用いて、1分間ブクブクうがいを行う方法で、永久歯のむし歯予防手段として有効です。第一大臼歯の萌出時期(就学前)にあわせて開始し中学生まで続けます。保育園・幼稚園・小中学校で集団実施されていますが、個人的に家庭で行う方法もあります。

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