WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)はフッ化物洗口や水道水濃度調整法を推奨しています。

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長崎フロリデーション協会

WHO(世界保健機関)やFDI(国際歯科連盟)はフッ化物洗口や水道水濃度調整法を推奨しています。
長崎フロリデーション協会は、地域単位や施設(学校、幼稚園、保育園など)単位でのフッ化物を応用したむし歯予防を推進しています。
長崎フロリデーション協会規約

会長挨拶

平成29年度は長崎県の口腔保健にとってエポックの年になります。それは、県下全小学校で、公衆衛生的むし歯予防手段であるフッ化物洗口が、実施される見通しだからです。これは大変な快挙です。これも、子供たちの健康にかかわる関係者の方々の御理解と御協力の賜物だと、深く敬意を表したいと思います。

 

平成28年の11月に長崎フロリデーション協会では、創立15周年記念事業として、イチロー・カワチ先生を御招待し、記念講演会を開催致しました。その講演で、みんなの健康はみんなで守るという公衆衛生の大切さを再確認でき、健康づくりは一人一人の自助努力だけで出来るものではなく、社会的決定要因へのアプローチが不可欠であることを、様々な実例をもって示されました。すべての子供達の口腔保健のために、長崎県でまさに健康に資する環境づくりが実現されたことを大変うれしく思います。

 

6年ごとに実施される歯科疾患実態調査の平成29年度速報によれば、80歳で20本の歯を持っている人が51.2%まで上昇したそうです。平成元年に開始された8020運動の30年間の活動の成果として、この数値をどのように評価するか、またこれから公衆衛生的発想を持って更なる具体的な政策を示すことが、今後の課題だと思われます。

 

近年、社会疫学の発達により社会現象を詳細に分析することが可能となり、蓄積されたビッグデータをもとに、地域における健康の社会的決定要因の解明と、変革可能なものを探る研究が進められています。

今年度、長崎フロリデーション協会では、日本における健康格差問題の第一人者である近藤克則先生を御招きし、健康格差に対する正しい現状認識をもって、健康格差問題解決のため 我々は地域で何ができるのかその処方箋を頂けたらと思います。

 

長崎県は既にすべての子供たちの口腔保健格差解消のために、公的施策と環境整備を実施中です。今後は、地域のすべての住民の口腔保健のため、更なる施策の展開が求められています。その手段としてフロリデーション(水道水フッ化物濃度調整)は不可欠です。それは多くの人々が罹患しているむし歯の格差を改善する学術的根拠が蓄積されているからです。

 

WHO(世界保健機関)の社会的決定要因に関する委員会の最終報告書で、マーモット博士は一世代で格差を無くすことを発表し、その変化を起こすために必要な知識や手段を報告書にまとめています。その中で、今必要な事は「極めて厳しいが実現可能な変革を実施するという政治的意思である」と強調しています

 

健康づくりは関係する社会の様々な組織との共通認識のもと連携し協働することが求められています。それぞれ組織には果たすべき役割があり、この活動は新たな社会改革運動だと思います。

フロリデーションの実現のために、私達にも強い“政治的意思が求められているのではないでしょうか?

 

皆様の御理解と御支援をよろしくお願いいたします

 

2018/01/12   松尾敏信

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